昨日、かけがえのない大切な命が一つ、自分の生涯を全うして天に召されました。
1年に満たない、短い人生でした。
生まれる前に、5000人に一人といわれる染色体異常の病気をかかえていることが分りました。
無事に生まれるかどうかと案じていました。
無事に生まれても、2ヶ月後の生存率が5割、1年後の生存率は1割程度ということでした。
その子の命が守られることを願わない日は一日もありませんでした。
生後10ヶ月でも、体重が3キロほど。
様々な生育障害を伴うので、これはよく育った方ではないでしょうか。
お父さんもお母さんも、そしてお兄ちゃんも、その子のことが大好きで、一所懸命頑張って守り育てて来られました。
そして、その子も、短い人生だったけど、色々な苦しみを抱えていたと思うけど、だからこそ一所懸命に生きようとしてくれた、頑張って生きてくれていました。
昨日、息を引き取ったという知らせを聞いて、お訪ねしたとき、お母さんが、「四つ葉のクローバーは、正常な形じゃないだけど、人に幸せを与える。この子は四つ葉ちゃんなんだと思った」と言われました。
お母さんじゃなきゃ口にすることも出来ない表現でしょう。
この言葉で一番言いたいのは、その子のお蔭で幸せだったってこと。
染色体異常で多くの障害があっても、幸せ、生きる喜びを教えてくれたってこと。
だから、その子が宝物だったってこと。
その宝物の価値は、その子がいなくなれば失われてしまうというものでなく、むしろ、ますます価値を増していくでしょう。
神様はこのメッセージを、その子を通してご家族に託されました。
その子を「四つ葉ちゃん」、「宝物」と言える家族だから、その子が授けられたのです。
そして、四つ葉ちゃんを授かったご家族は、これからその子に代り、四つ葉ちゃんとしての使命を担うことが期待されているのです。
そして私たちも、四つ葉ちゃんと出会い、交わりを与えられたものとして、四つ葉ちゃんから与えられた「生きる喜び」、「幸せ」を分かち合う働きに共に立ち上がりたいと思います。
明日、告別式が営まれます。
ご家族に神様の慰めと平安が限りなく豊かに注がれるようにとお祈りいたします。