連盟総会0112日(木)~14日(土)、天城山荘で、第55回日本バプテスト連盟定期総会が開催されました。

写真は、開会の挨拶をされる連盟理事長に就任された田口昭典先生(金沢教会牧師)です。

今年は、米国南部バプテスト連盟の宣教師が来日して、120周年の記念の年でした。

連盟総会02そこで、日本バプテスト宣教団に対して、感謝状の贈呈が行われました。

感謝状をお受け下さったのは、宣教団チーム・ストラテジー・リーダーの大上宣教師です。
名前でお分かりのように日系米国人です。
また、先生のご両親も日本の宣教師でした。

我が国を愛する宣教師の先生方の働きで、日本バプテスト連盟は戦後、16の教会から、300余りの教会・伝道所に成長して来ることが出来ました。


連盟総会03総会の最初の議案は、二つの教会の連盟加盟承認の件です。

協議の結果、「宮原教会」、「新潟主の港教会」が連盟に加盟が承認ました。

「新潟主の港教会」は、「新潟教会」、「新潟栄光教会」、「豊栄伝道所」が合同されて結成されたものです。


連盟総会04今総会の最重要議案は、教役者退職金制度改革の件です。

16年前に制度設計されたときは、バブルが弾ける直前で、退職金基金の利息で十分まかなえると考えられていました。

バブルが弾けた後、すぐに基金を設定し直し、制度が維持出来るようにすべきだったのを、付け焼き刃の基金取り崩しで対応して来たため、このまま行けば、連盟自体が財政破綻してしまうところでした。

財務委員会が数年前から制度改革のために検討を続け、現在考えられるベターなものを提案して下さいました。

足かけ二日、3時間半にも及ぶ協議の結果、制度改革は、原案どおり可決承認されました。

この制度をよりよいものにしていくためには、連盟に加盟している教会全体のさらなる努力と工夫が必要です。
特に、財政規模の小さい教会や、そのような教会に働く教役者のために、援助する仕組みをもうけなければなりません。

年金が月額15万に届かない退職者のために、連盟で付加年金を用意すべく、3年後の総会に提案されることになりました。

連盟の中長期活動方針大綱策定に向けた協議の中で、これからの協力伝道がいかになされていくことが望ましいのか、主の御旨に適うことなのか、さらに議論を深めていく必要を感じます。


二日目に、協力伝道の集いが持たれました。
最初の米国南部バプテスト宣教師が来日して120年。
特に、戦後いち早く来日された宣教師の先生たちの働きで、日本バプテスト連盟が結成され、今日のような発展を見ることが出来ました。

その話の中で、あらためて感動をもって聞いたのは、W.M.ギャロット先生のことです。
先生は、1934年9月に宣教師として来日されますが、戦争に突入した我が国は、1941年に先生を敵国人収容所に収容、翌年日米交換船で強制帰国させます。

米国に戻られた先生が、報告集会の中で日本の悪行が口々に語られる中、壇上で涙し、それでも日本を愛すると語られたそうです。
また、そのような日本に福音を伝えるために行く宣教師はいないかとチャレンジされたそうです。

その涙とチャレンジに応えたのが、神戸でよい働きをされたロバート・シェラー宣教師(松山西教会牧師のボブ・シェラー先生のお父様)です。


私は、松山・道後教会の牧師をさせていただいているとき、8年間、シェラー先生と交わる機会を得、お世話になりました。

ついでながら、シェラー宣教師が1949年に2週間の船旅で来日されたとき、その船にはジェイコブ・デシーザー先生が乗っておられたと、代議員として出席しておられたシェラー先生から伺いました。

デシーザー先生は、満州で日本軍捕虜になって酷い扱いを受け、死刑になるところをすんでのところで助けられた後、クリスチャンになり、伝道のために来日され、新宿で自分の信仰体験を記したパンフレットを配りました。

そのパンフレットを受け取って信仰に導かれたのが、渕田美津雄大佐でした。

何だか、世界は狭いなあと思わされました。


また、私たちは今、タイへ日高宣教師ご一家を送り出しているほか、数ヶ月という単位でタイやミャンマーに短期のボランティア宣教師を派遣してきました。

連盟総会05タイに行かれた杉山いずみさんは、その体験を通じて、福音宣教のために働きたいという願いが起こされ、来年から西南の神学部で学ぶことになったと語られました。

プレイズ・ザ・ロード!


日高先生が派遣されているタイのバプテスト神学校は、周辺諸国からの神学生を受け入れ、東南アジアの宣教センターとしての役割を果たしていると、日高先生と共に来日された神学校のチャイワット校長先生が語られました。

アジア諸国の方々との出会いと交わりは、私たちを固定観念から解放し、新しい自由な視点を与えてくれます。
大戦中、「大東亜共栄圏」の名の下に東アジアの支配者になろうとした日本が、イエス・キリストの名の下、福音を携えて共に奉仕する者とならせていただくことが出来るようにと願わされました。


これからの日本バプテスト連盟に連なる諸教会、そしてその教会を形づくっている私たち一人一人が、主の福音の業のため、協力伝道のよい実を結ぶことが出来るように、主の御旨に適う働きを推進していくことが出来るように、祈りながら天城の山を降って来ました。

すべてを守り導いて下さった主に感謝致します。


※追伸
座席がチャペルの最後部だったことで、フラッシュ撮影が出来ないため、シャッタースピードが遅くなり、ブレたような写真になりました。