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☆新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 
 新しい年が始まりました。今年こそ、御言葉を行う者となり、まことの礼拝者たる生活が出来るよう励みたいと思います。
 
 主なる神は、「あなたの天幕に場所を広く取り、あなたの住まいの幕を広げ、惜しまず綱を伸ばし、杭を堅く打て」と命じられます。子どもが多くなり、その場所が必要だからです。
 
 51章2節に、「あなたたちを産んだ母サラに目を注げ」と言われていましたが、サラは、不妊の女と言われていました(創世記11章30節)。しかも、90歳という高齢となっていましたが、息子イサクを産みました(同21章1節以下)。アブラハムとサラは、イサクのために、テントを広げる必要があったでしょう。
 
 彼らははじめ、神の言葉が信じられず、ひそかに笑いましたが(同17章17節、18章12節)、イサクの出産により、彼らは心から喜び笑うことが出来ました(同21章6節)。イサクとは、「笑い」という意味の名です。
 
 イザヤがこの預言を語ったとき、バビロンにいる捕囚の民は、喜び歌う気になれたでしょうか。エルサレムに戻り、広く場所をとる備えを始めたでしょうか。実際、気落ちしている者を励まし、立たせるのは、簡単なことではありません。イスラエルの人々がこの言葉で奮い立ったとすれば、それは、まさにこれが神の言葉であり、御霊の力が働いたからです。
 
 神は今、私たちにも、この言葉で語りかけられます。「天幕に場所を広く取り」とは、神様の御声に聴き従う心の大きさのことであり、それは即ち、私たちが神様をどれほど大きな存在と考えているかということでもあります。
 
 言葉では、天地万物を造り、その一切を御手の内に支配しておられる神と言いながら、私たちの生活の中には、どれほどの場所も用意されていない状態、言い換えれば、現実の生活の中でどれほども神に期待しないという状態になってしまってはいないでしょうか。
 
 神は私たちに、小さくなれ、現実的になれと言われているのはでなく、神に信頼し、大きく繁栄する者となるように、神のための場所を拡大せよと言われるのです。それはまず、神を喜び祝うことから、始まります。神を賛美するとき、私たちの中で神が拡大(magnify)されるのです。
 
 主よ、私たちのあなたを信頼する心の杭を強固にしてください。主にあってビジョンの綱を長くすることが出来ますように。祝福され、恵みを受ける場所を広くすることが出来ますように。信じて祈る者の祈りに主が豊かに応えくださると信じます。御名が崇められますように。 アーメン