今日2月14日は、聖バレンタインデーです。

「西暦269年の今日、兵士の自由結婚禁止政策に反対したバレンタイン司教が、時のローマ皇帝の迫害により処刑されました。それから、この日がバレンタイン司教の記念日としてキリスト教の行事に加えられ、恋人たちの愛の誓いの日になった」という説があります。

ただ、当時、ローマ皇帝が兵士の結婚を禁止したという事実はなく、また、15世紀まで、バレンタインを恋人たちの聖人とする記録は存在しません。
この伝説発祥の地、イタリア南部のテルニ市が、1644年にバレンタインを恋人たちの聖人としたということだそうです。
しかし、テルニのバレンタイン司教について、その存在を確認することが出来ないということで、ローマ・カトリック教会は、1969年にバレンタインを聖人から除外し、この日を聖日としてはいません。

 ヨーロッパでは、この日を「愛の日」として花やケーキ、カード等を贈る風習があるそうですが、女性が男性にチョコレートを贈る習慣は日本独自のもので、1958年に、メリーチョコレート・カムパニーが行った新宿・伊勢丹でのチョコレートセールがその始りです。

このことについて、メリーチョコレートのウェブサイトに記事があります。

初年度は、50円のチョコレートが3枚しか売れなかったそうですが、それでもめげずに様々な工夫を凝らして売り続けた結果、今日では、年間消費量の四分の一をこの日一日で売り上げるほど、しっかり定着した国民的行事となっています。

私がバレンタインデーのことを初めて耳にしたのは、1970年、大阪で万博が開催された年のこと。
私はその時、中学2年生でしたが、チョコレートを手にすることが出来たかどうかは、ヒ・ミ・ツ?!