南九州バプテスト大会が、7月25日(月)~26日(火)、宮崎教会を会場に開かれました。

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主講師は、沖縄・普天間バプテスト教会牧師の神谷武宏先生です。
教会から200メートルの距離にある普天間基地の問題について、語って下さいました。
本来、米軍の飛行場設置基準の中に、飛行場から300メートル以内に人家などがあってはならないことになっているのだそうですが、普天間基地の周囲には、病院や学校などがあります。
そこに、教会も建っているのです。
米軍の基地設置基準を適用すれば、沖縄には基地を設けることが出来なくなります。
それが何故、沖縄ではまかり通るのでしょうか。


宜野湾市役所が作成した、普天間基地の騒音実態を記録した映像が紹介されました。
その映像が、YouTubeにアップされていました。
騒音や振動など、許されるレベルではありません。

特に今回、太平洋戦争末期、米軍が沖縄に上陸してから今日までの米兵による婦女暴行事件について、報告されました。
それを見る限り、沖縄では、まだ戦争が終結していないのだということが、はっきり分かります。

これから、沖縄の基地問題について、もっと注目していきたいと思いました。


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大会の中で、連合の臨時総会が開かれました。
議長は、大牟田フレンドシップ教会の叶義文主事、副議長は、延岡教会の中村勉牧師です。
右の写真は、財務の報告、提案をする連合会計の川内活也牧師(川内教会)です。

議題は、'10年度決算報告、'11年度補正予算案の承認、そして次期連合役員の選挙です。
決算報告、補正予算は、原案どおり承認されました。
また、選挙の結果、次期連合会長に原田牧師、会計に田渕亮牧師(鹿児島教会)、事務局長にマウマウタン牧師(国分教会)が選出されました。

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宮崎丸山町教会の金子千嘉世牧師は、連盟から東日本大震災復興支援ボランティアとして福島郡山に派遣され、8月に2度目、福島に入るということで、小羊会のコーヒーワークの収益金で調味料などを購入して支援センターに持ち込み、独居高齢者の多くいる仮設住宅で配るということでした。
コーヒーワークの収益は、35,000円あまりでした。

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その後、教会音楽部、教会教育部、伝道部による分科会が開かれました。
左は、音楽部の田渕雅子主事、右は、教会音楽分団講師の田中文人先生(有明教会牧師)です。
今回は、音楽奉仕者(奏楽者)の心構えについて、田中先生の経験を通して教えて頂きました。

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最初と最後に、田中先生の伴奏で高らかに賛美をささげました。



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また、福島の原発事故を受けて、日本バプテスト連盟の公害問題特別委員会のメンバーである徳渕敬尚牧師(児湯教会)のアピールを聞きました。
それに先だって、小嶋智暁姉(大牟田教会)が、連合青年修養会メタノイアで、講師の野中宏樹先生(鳥栖教会牧師)から聞いた原発問題についての話を、短く紹介しました。

九電のやらせメールや、原発の運転再開のために腐心する保安院の問題など、原子力行政に対する信頼を失わせる事態もあり、1度の事故で国の財政が破綻しかねない事態になることが分かった今、電力不足に陥ると原発推進派がいう嘘にだまされず、一刻も早く、脱原発に向けて歩み出すべきだと思います。


大会終了後、引き続いて伝道部の特別講演会が開かれました。講師は、福岡・平尾教会牧師の平良憲政先生です。
数年前、人吉教会で開かれた研修会で、平良先生ご夫妻から、平尾で取り組んでおられる共同保育を通しての伝道成果について、学ばせて頂きました。
今回は、福岡中心部の大名という町に、300坪の土地が与えられ、特に若者に特化した伝道を展開する拠点とするというビジョンを語って下さいました。
大変刺激的な学びの機会となりました。


平良先生ほか、開会礼拝、閉会礼拝などの写真を撮り損ねました。
ご容赦下さい。



最後に、大会の閉会礼拝のはじめに、小羊会の子どもたちが、歌とベルで主を賛美した様子をYouTubeにアップしましたので、ご覧下さい。

大変豊かな学びと交わりのときを備えて下さった主なる神に、心から感謝致します。