5月14日は、水銀温度計を発明し、華氏温度計(°F)に名前を残すポーランドの物理学者ファーレンハイト(ガブリエル・ダニエル・ファーレンハイト Gabriel Daniel Fahrenheit 1686~1736)の誕生日です。

最初に温度計を発明したのは、あのガリレオ・ガリレイでしたが、それは気圧の影響で測定温度が変化する代物だったそうです。

華氏温度は、塩化アンモニウムを寒剤として得られる当時人間が作り出せた最低温度を0度、成人男性の平均体温を96度として、その間を等分して目盛りをつけた水銀温度計を発明し、それが、標準温度計となりました。
この温度計によると、水が凍る温度は32度、沸騰する温度は212度になります。

ファーレンハイトが1724年に発表し、現在では、主にアメリカ・カナダ・イギリスで用いられています。

中国では、ファーレンハイトに「華倫海」の字を当てたことから、「華氏」と呼ばれるようになりました。

ファーレンハイトは、自身の温度計を使って様々な液体の沸点を計測しました。
それにより、液体ごとに沸点が異なること、及び大気圧によってその沸点が変動することを発見しました。

その後、スウェーデンの天文学者セルシウス(アンデルス・セルシウス Anders Celsius 1701~1744)が、気圧計の目盛りが一定の時、水の 沸騰する温度がつねに一定であることに気づき、一気圧のときの水の沸騰点と、氷の融解点との間を100等分した目盛り(℃)を提唱しました。
これが、セルシウスの水銀温度計であり、今日、世界的に採用されている摂氏温度といわれるものです。
「摂氏」も、中国でセルシウスに「摂爾修」の字を当てたことに由来しています。

因みに、華氏を摂氏に転換する公式は、 C=5(F-32)/9 です。 

今では、目に見えない赤外線の光を利用した温度計へと発展し、測りたいものに直接触れなくても、離れた位置から温度が測れる「非接触型温度計」と呼ばれるものも、出て来ているそうです。

気象庁のサイトに、「ファーレンハイトの誕生日を記念して、5月14日は温度計の日と制定されています。」と記されていましたが、いつ誰がどのようにして、「温度計の日」を制定したのかは、不明です。
もしかしたら、温度計を作っている会社が販売促進のために定めたのではないか、と思っているのですが・・・